高速音読って効果あるの?メリットとデメリット


読書が脳に与える良い影響、そして音読の効果について以前に述べました。
今回はそこから更にもう一歩踏み出して、高速音読の効果について見ていくことにします。


その以前のやつ

・脳に良い!科学的見地から見た読書のメリット

・読書の効果を極限まで高める!?音読のススメ




■目次

1.高速音読とは?

2.期待されている効果とその実際

3.「慣れ」の落とし穴

4.まとめ、役立つツール、サイト等




・高速音読とは?



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まずは高速音読とはいったい何なのか?というところから。


言葉の定義的に見ると、何も特別な用語ではありません。


読んで字のごとく、ひたすら高速で音頭を行うという、ただそれだけの事なのです。


私が確認した限りでは、まだ影響力のそれなりにある論文の発表や、関連書籍の出版はありませんでした。(2016年8月現在)


ですが2ちゃんねる等のネット掲示板や、SNSではそれなりに支持者、実践者が多く、まだアンダーグラウンドの世界から抜け出せてはいないものの、じわじわと評価を得て来ている自己啓発法の一つなのです。


では次に高速音読の何が評価されているのか、どのような効果が期待されているのかについて見ていきましょう。



・期待されている効果とその実際



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ネットなどで軽く情報収集を行った結果、高速音読に期待されている効果はだいたい、


・頭の回転が速くなる

・コミュニケーション能力が身につく


の2つが主だったもののようです。もちろんその他の細々とした効果もまだあるのでしょうが、今回は大きなテーマとしてこの2つを挙げさせて頂きました。

ほいじゃあ一個ずつ見ていきましょう。



・頭の回転が速くなる




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以前の音読の記事でも引用させて頂きましたが、東北大学の脳科学者、川島隆太教授はその著書で、


「音読ほどに脳全体を活性化する作業を見たことがありません」と述べています。


高速でなくとも、音読自体が脳の活性化作用を持っているので、たしかにこの効果は認められそうです。


また同じ著書では「黙読時、読むスピードが速ければ速いほど、左右半球の前頭前野が活発に働く」とも述べられていました。


脳はこのようにスピードを要求すると、それに応えるようにギアを上げていく性質があるようなのです。


脳に高速で情報処理させることによってその能力を引き出そうという試みに速聴というものもありますね。
通常の何倍速かで演説やオーディオブックを聴くというあれです。

参考→
世界一かんたん!集中力を引き出す 速聴CDブック


高速音読も高速黙読や速聴と同様に、通常の音読から意識的にスピードをあげることによって脳により強い負荷をかけることが出来、それによって音読が本来持っている脳の活性化作用を最大限に引き出すことができるのです。



・コミュニケーション能力が身につく



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最近盛んに使われるようになった「コミュニケーション能力」という言葉。


「空気が読めない」や「コミュ障」などのネガティブな言葉も生まれ、いまや企業やコミュニティが人材に求める重要なスキルにまでなっています。


高速音読ではその重要なスキルを身につけることが出来るともっぱらの噂。


実際はどうなのでしょうか。


結論から言えば噂は本当で、これは読書によって前頭前野が働くようになることが大きいと思われます。


詳しくは→脳に良い!科学的見地から見た読書のメリット


前頭前野は人間の創造力や記憶力、感情の制御などを司る非常に高機能な脳の領域で、人がコミュニケーションをとる際にもっとも重要な機能を果たすのもここなのです。


前頭前野が鍛えられることによって、人に言われたことを理解し、それに対する感想を言葉で表現するという回路が太く大きく育っていくことが考えられます。


また脳機能の発達以外にも、単純に語彙力が身につくことや、滑舌の改善などの効果も期待できます。


語彙力がなければすぐに話に飽きられてしまったり、上手い方向にそれを発展させていけなかったりします。


また滑舌が悪いと話すこと自体に自信を持てず、会話に消極的になってしまいがちです。


それらを複合的に考えるとやはり高速音読でコミュニケーション能力が身につく、あるいは改善されるというのはそれなりに理由のあることだと言えます。





・「慣れ」の落とし穴




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ここまでの説明で、実際に高速音読に能力開発的な力があることをなんとなくわかっていただけたかと思います。
しかし、高速音読をその能力開発的な観点から見た場合、気をつけなくてはならないことがあります。


それは「高速音読に慣れてしまわない」ことです。


音読をしていると段々と調子が出てきて、ランナーズハイのような、トランス状態に入ることがあるそうです。(個人的にはそこまで追い込んでやったことがないのでわからないのですが・・・。)


しかしこのトランス状態こそが陥ってはいけない「慣れ」の落とし穴なのです。


「音読」は「黙読」と比べると非常に高度で複雑な活動です。


目から入って来た文字情報を理解し、それを発声することで音として変換し、その音を自分の耳で聞くことにより、脳で再び情報を理解するための処理が行われる。
つまり「音読」は視覚野へのインプットと情報処理、運動野からのアウトプット、聴覚野へのインプットと情報処理を同時に行うマルチタスクなのです。


それらマルチタスクが間断なく続くことで脳は否が負うそれをフル稼働させる必要に迫られます。
だからこそ「音読」はしんどい、だからこそ脳が鍛えられるのです。



一方で、人間は歌を唄っている時、前頭前野に流れる血流の量が低下することが分かっています。


同じように、漢文や詩文を朗々と読み上げる時も、それに似た脳の反応を示すことが分かっているそうです。


つまり、音読に際してもトランス状態に入り、この先どこまででも読み続けてやるぜ状態になってしまうと、脳がほとんど活動していないのと同じ状態になってしまう可能性があるのです。

そうなってしまうと上で挙げたような効果があまり期待できなくなってしまいます。


なので、高速音読を行う場合はノッてこない程度の時間で適当に切り上げるくらいが丁度いいと言えます。


また読み物も外郎売りのように毎度同じものを読み返すのではなく、一回一回別の物を用意する方が良いでしょう。


因みに歌を唄うと前頭前野への血流が減ると述べましたが、それはそれで悪いことではありません。脳全体がリラックスした状態なることでストレス解消効果などが望めるからです。


高速音読をリラックスの手段としてではなく、脳開発や自己啓発の手段として見るならば、慣れる前に切り上げた方が効率的と、こういう事が言いたかったのです。



・まとめ、約に立つツール、サイト



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高速音読は頭の回転が速くなったり、コミュニケーション能力が身についたり、有用な効果が認められます。


しかし朗々と読むようになるとその効果が期待できなくなるので、時間を決めてやるのが効果的です。



みなさんも是非高速音読で脳を限界まで追い込んでみては。


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